2009年12月16日

「民衆を導く自由の女神」 ウジェーヌ・ドラクロワ

民衆を導く自由の女神 ウジェーヌ・ドラクロワ


フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワ(Ferdinand Victor Eugene Delacroix, 1798年4月26日 - 1863年8月13日)はフランスの19世紀ロマン主義を代表する画家。

奔流する色彩を特徴とし、線の重要性を説いた新古典主義の重鎮ドミニク・アングルとは対立関係にありました。

フランス7月革命を主題とした「民衆を導く自由の女神」はそのドラクロアの1830年の作品。

「自由」の象徴として描かれた女性は乳房を露わにし、民衆を導きます。

ドラクロアは乳房を「母性」(祖国)の暗喩として表現していると解説されます。

しかし、露わになった乳房は「母性」よりも、革命に特有の「興奮」や「狂気」を表現しているのではないでしょうか。

ドラクロアはこの絵を手がける前に、甥に向け次のような手紙を書き記しています。
「砲弾と銃声の中で3日間が過ぎた。というのも、戦闘は至る所で繰り広げられているからだ。私のような単なる傍観者は、箒の柄に取り付けた鉄片を手に、敵に向かって進むその場の英雄たちと同じような確率で、銃弾を受けたはずである。」

この絵はドラクロアの7月革命に対する激情によって描かれたのです。

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posted by 裸の人 at 00:11 | Comment(0) | ウジェーヌ・ドラクロワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする