2009年06月19日

「桃色の裸婦」 アンリ・マティス

桃色の裸婦 アンリ・マティス

アンリ・マティス(1869年〜1954年)は、野獣派(フォーヴィスム)を代表するフランスの画家です。

とはいえマティスがフォーヴィスムとして活動していたのは1905年からわずか3年しかなく、その後は落ち着いた絵を描くようになりました。


マティスは語ります。

「私は人々を癒す肘掛け椅子のような絵を描きたいのです」

「私が夢見るのは人の心を乱し、気を滅入らせるような主題のない、調和のとれた、純粋で静謐な芸術です」


「桃色の裸婦」はマティスがフォーヴィズムとしての活動を止めて25年以上経った1935年に描かれました

この絵の中には、マティスの目指した安穏と平和が充溢しているように思います。

マティス (ニューベーシック) (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)
「マティス (ニューベーシック) (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)」
 [単行本]
 著者:フォルクマール・エッサース
 出版:タッシェン
 発売日:2001-04-18
マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書)
「マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書)」
 [単行本]
 著者:グザヴィエ ジラール
 出版:創元社
 発売日:1995-06
マティスとピカソ―芸術家の友情
「マティスとピカソ―芸術家の友情」
 [単行本]
 著者:フランソワーズ ジロー
 出版:河出書房新社
 発売日:1993-02

posted by 裸の人 at 00:31 | Comment(0) | アンリ・マティス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

「カルメリーナ」 アンリ・マティス

カルメリーナ アンリ・マティス


アンリ・マティス(1869年〜1954年)は、野獣派(フォーヴィスム)を代表するフランスの画家.


「カルメリーナ」は、野獣派としての活動を行う4年ほど前、1903年の作品になります。

この作品は発表当時、批評家から「優雅さに欠けた裸のモデルを使った含みのない作品」との酷評を受けました。

男性のように力強いこの作品は、女性の裸体に繊細さ・優美さを求めた当時の常識に反したものだったのです。


このような絵が描かれた背景には、マティスが当時持っていたアフリカのニグロ彫刻への強い関心があります。

マティスはニグロ彫刻について次のように語ります。

「それは、ギリシアの古典期の彫刻よりも美しい、それは、わたしのエモーションをひきだす」


野獣派(フォーヴ)はこれまでの写実主義から決別し、心に映るものを”野獣に取り囲まれているような”大胆な色彩で描くことを特色としました。

ニグロ彫刻の原始的で素朴な造形は、野獣派(フォーヴ)の直接的で強烈な心的表現に大きく繋がることになるのです。

マティス (ニューベーシック) (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)
「マティス (ニューベーシック) (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)」
 [単行本]
 著者:フォルクマール・エッサース
 出版:タッシェン
 発売日:2001-04-18
マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書)
「マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書)」
 [単行本]
 著者:グザヴィエ ジラール
 出版:創元社
 発売日:1995-06
マティスとピカソ―芸術家の友情
「マティスとピカソ―芸術家の友情」
 [単行本]
 著者:フランソワーズ ジロー
 出版:河出書房新社
 発売日:1993-02

posted by 裸の人 at 23:10 | Comment(0) | アンリ・マティス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月12日

「ダンスU」 アンリ・マティス

ダンスU アンリ・マティス

アンリ・マティス(Henri Matisse, 1869年12月31日 - 1954年11月3日)は、野獣派(フォーヴィスム)を代表するフランスの画家。「色彩の魔術師」と呼ばれました。

1909年に描かれた「ダンスU」はそんなマティスの代表作。

余計な物を排除した構成、単純化された色彩と線が、ダンスの根源を指し示しているように感じます。

彼らは一心不乱に踊り、各々の体躯を自由に弄びます。互いの手が鎖のように絡み合い、大きな輪が上下に振動します。

そこからは愉快な音楽は聞こえません。

「ダンスはもっと深刻で、もっと厳粛で、もっと凄惨なものである。」

何となくこの絵はそのようなことを物語っているように感じられます。

dance2_s.jpg

マティス (ニューベーシック) (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)
「マティス (ニューベーシック) (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)」
 [単行本]
 著者:フォルクマール・エッサース
 出版:タッシェン
 発売日:2001-04-18
マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書)
「マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書)」
 [単行本]
 著者:グザヴィエ ジラール
 出版:創元社
 発売日:1995-06
マティスとピカソ―芸術家の友情
「マティスとピカソ―芸術家の友情」
 [単行本]
 著者:フランソワーズ ジロー
 出版:河出書房新社
 発売日:1993-02
posted by 裸の人 at 10:56 | Comment(0) | アンリ・マティス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月14日

「生きる喜び」 アンリ・マティス

生きる喜び アンリ・マティス

アンリ・マティス(Henri Matisse, 1869年12月31日 - 1954年11月3日)は、野獣派(フォーヴィスム)を代表するフランスの画家。「色彩の魔術師」と呼ばれました。

「生きる喜び(Le Bonheur de vivre)」は1905年の作品。

キャンバスには無数の裸体が転がっています。
裸で輪舞する集団(後にダンスUのモチーフになる)、寝そべって光に浴する女、男と戯れる女、草を摘む女、それらはみな寛いだ姿で、この世界での生を謳歌しています。

そして、それらの裸体を包み込む暖かな色彩。牧歌的な色調。
タイトルにあるように生きる喜び、この世界の素晴らしさが表現されています。

ただこの絵はタイトルが「生きる喜び」なので、平和な気持ちで見ることができますが、タイトルが「生命の狂気」みたいなものだったら、例えば精神錯乱者が描いた絵に見えないこともない気はします。

まあ世界は複数の顔を持つものですから、そう見えるのも当然なのかもしれませんが・・・

何となくこの絵はそのようなことを物語っているように感じられます。

マティス (ニューベーシック) (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)
「マティス (ニューベーシック) (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)」
 [単行本]
 著者:フォルクマール・エッサース
 出版:タッシェン
 発売日:2001-04-18
マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書)
「マティス―色彩の交響楽 (「知の再発見」双書)」
 [単行本]
 著者:グザヴィエ ジラール
 出版:創元社
 発売日:1995-06
マティスとピカソ―芸術家の友情
「マティスとピカソ―芸術家の友情」
 [単行本]
 著者:フランソワーズ ジロー
 出版:河出書房新社
 発売日:1993-02

posted by 裸の人 at 10:52 | Comment(0) | アンリ・マティス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする