2012年01月29日

「A Woman for Gods」 パウル・クレー

A Woman for Gods パウル・クレー

パウル・クレー(Paul Klee、1879年12月18日 - 1940年6月29日)は20世紀のスイスの画家、美術理論家。「色彩の魔術師」と言われ、数多くの幻想的で可愛らしい作品を世に送り出しました。

1938年に描かれた「A woman for Gods」はクレー晩年の作品。

可愛らしい色彩とは裏腹に、女は窮屈な形でキャンパスに押し込まれ、肢体はあらぬ方向に折れ曲がり、腕は切断されています。体に描かれた太陽や月など数多くのものを暗示しているようですが、理解するのは困難ですね。

解説代わりにクレーの言葉を記載しておきたいと思います。(少しは参考になるかと思うので・・・)

■「芸術とは目に見えるものを写すことではない。見えないものを見えるようにすることなのだ。」

■「絵というものは、たとえいかに純粋な絵そのものとして描かれようとも、つきつめてみれば、もはや絵ではないのだ。それは象徴なのだ。幻想の線が画面に投影され、高い次元に深くくいこめばくいこむほど、ますますすばらしい画となるのだ。」

■「私たちの激しく高鳴る心は、私たちを深く深く、根源へと駆り立てます。この根源への衝動から生じてくるものは、たとえそれを夢、概念、空想と呼ぼうが、適切な造形手段を用いて、それが見事な芸術作品を形づくる場合にはじめて重大な意味をもつようになります。そうなれば、生を普通に見えるよりは、少しばかり広くするあの珍しいことが現実、芸術上の現実となります」

■「何か知らぬが、心深く、なごやかに染み渡るものがある。それを感ずると、私の心は、安らぐ。齷齪するまでもない。色は、私を捉えた。自分のほうから色を探し求めるまでもない。私にはよく分かる。色は私を永遠に捉えたのだ。私と色とは一体だ。」

個人的には大好きな画家の一人。少しでもファンが増えてくれると嬉しいです。

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posted by 裸の人 at 21:26 | Comment(0) | パウル・クレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする