2016年05月09日

「Little Bather」トマ・クチュール

Couture_little bather.jpg


トマ・クチュール(トマ・クーチュール、Thomas Couture, 1815年12月21日 – 1879年3月30日)は、フランスの歴史画の画家、美術教師。
エドゥアール・マネはクチュールの教え子になります。

「Little Bather」は1849年の作品。代表作「退廃期のローマ人たち」をはじめ、クチュールが最も評価された時代になります。

この絵では10歳ほどの少女が未熟な裸体を曝しています。少女は頬を少し赤らめていますが、まだそこまで羞恥を感じていないように思われます。無垢なる少女は、まだ自らの肉体の美しさを自覚していないようでもあります。

少女の傍らには林檎と十字架が、罪と救済を暗喩するかの如く意味ありげに配置されています。

そして画面の背後に描かれた不気味な大きな葉がこの絵に何とも言えない陰影を落とし、単なる少女の裸体礼賛に留まらない深みをこの絵に与えているように思われます。


トマ・クチュールに関する全記事を読む



posted by 裸の人 at 05:15 | Comment(0) | トマ・クチュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。