2016年01月15日

「レダと白鳥」 フランソワ・ブーシェ

Leda-Swan.jpg

フランソワ・ブーシェ(François Boucher, 1703年9月29日 パリ - 1770年5月30日 パリ)は、フフランスロココ絵画を代表する画家。

「レダと白鳥」は1741年の作品。

ブーシェはこの「レダと白鳥」というテーマが好きだったようで、前年の1740年にも同じテーマで作品を描いています。
leda_swan_boucher.jpg
(性器の描写が直接的です)

「レダと白鳥」という題材は、男女間の性愛よりも女性と白鳥の性愛を描いた絵画のほうがまだしも好ましいとする、現在の考えからすると奇妙にも思える16世紀の風潮によって広まったそうです。

その結果として「レダと白鳥」はブーシェのみならず多くの画家に取り上げられました。

また、文学の世界でもアイルランドの詩人「W.B.イエィツ」によって取り上げられています。

突然の襲撃。大きな翼がはばたき、
おとめを下によろめかせる、ふとももを黒いみずかきが
愛撫する、うなじをくちばしにくわえ、
たよりない胸を自分の胸にだきよせる。

おびえしびれた指はゆるむふとももから
この羽の栄光をどうして押しのけることができるか?
白い突進にうち倒された体は
ふしぎな胸の鼓動のほかにいったい何を感じることができるか?

腰の震えが今そこに産みだす、
くずれる城壁を、燃える屋根や塔を
アガメムノンの死を。
空飛ぶけものの血にそのように
とらえられ、そのように倒されて彼女は
身につけただろうか、彼の知識を、彼の力を
くちばしが冷淡に彼女をつき放す前に?

(訳:金子光晴)

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posted by 裸の人 at 22:29 | Comment(0) | フランソワ・ブーシェ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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