2013年10月31日

美しい日々(Les Beaux jours) 〜バルテュス

Les Beaux jours.jpg

バルテュス(Balthus, 本名バルタザール・クロソウスキー・ド・ローラBalthasar Klossowski de Rola:1908年2月29日 - 2001年2月18日)は、フランスの画家。
※本によってはバルチュスと表記することもあるようです。

「美しい日々」は1945年の作品。

まだ大人になりきらない少女が、ソファーの上で寛いでいる姿が描かれています。
ですが、少女の服ははだけ、スカートからは太腿が露わになっています。

鏡を手に持ち、自分の姿をチェックしている少女の顔は、男を挑発的しているようにも、また自分の若さを誇っているようにも見えます。が、その一方で、何の感情も浮かべていないようにも見えます。

日常を描いていると見せながら、そこには非日常が表出しています。

平板な筆使いが、その違和感を増幅しています。

見れば見るほど、不思議な気持ちになります。

バルテュスは絵を描く理由について、下記のように述べています。
「何かを制作しようというきになることは、それを作る理由を発見することでもあります。今日わたしたちは、新しい世界、すべてが機械によって作られている世界にいます。しかし実際のところ、あなたはそこにいて、何かを見、それが何であるかを理解しようとしているのです。画家であるというのはそのようなことなのです。」

いったいバルテュスはこの絵を描いた結果、何を発見したのでしょうか。

「バルテュス」
 [単行本]
 著者:阿部 良雄 (編集), 与謝野 文子 (編集)
 出版:白水社
 発売日:2001/05
「バルテュス、自身を語る」
 [単行本]
 著者:バルテュス (著), アラン・ヴィルコンドレ (著), 鳥取 絹子 (翻訳)
 出版:河出書房新社
 発売日:2011/2/18
「芸術と脳科学の対話―バルテュスとゼキによる本質的なものの探求」
 [単行本]
 著者:バルテュス (著), セミール ゼキ (著), Balthus (原著), Semir Zeki (原著), 桑田 光平 (翻訳)
 出版:青土社
 発売日:2007-05


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posted by 裸の人 at 21:41 | Comment(0) | バルテュス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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