2012年02月21日

「ヴィーナスの誕生」 ウィリアム・アドルフ・ブグロー

ヴィーナスの誕生 ウィリアム・アドルフ・ブグロー

ウィリアム・アドルフ・ブグロー(William Adolphe Bouguereau, 1825〜1905)は19世紀フランスのアカデミズム絵画を代表する画家。日本語では「ブーグロー」とも表記されます。
アングルなどの新古典主義の流れを汲み、キリスト教、神話、文学などを題材にし、天使や少女などの絵を多く残しました。

「ヴィーナスの誕生」は1879年の作品。

この主題ではサンドロ・ボッティチェッリの作品が有名ですが、ブグローの「ヴィーナスの誕生」はボッティチェッリのものと比較して、より官能的に描かれています。

ボッティチェッリの作品の中でヴィーナスは恥らうかのように自らの裸体を隠そうとしていますが、このブグローの作品の中ではむしろその裸体を誇るかのよう。周りに描かれたニンフもヴィーナスの誕生を祝福しているというよりは、ヴィーナスには無関心で、ケンタウロスを誘惑しているように感じられます。

ボッティチェッリの作品はその誕生の瞬間をより神話的に描いてあって個人的に好きなのですが、ヴィーナス独特の肉感的な美しさという点ではブグローの作品の方がよく表現されているように思います。

ウィリアム・ブグローの生涯
「ウィリアム・ブグローの生涯」
 [単行本]
 著者:マリウス ヴァション
 出版:東洋出版
 発売日:2001-05
ウィリアム・ブグロー発見への旅
「ウィリアム・ブグロー発見への旅」
 [単行本]
 著者:米永 輝彦
 出版:新風舎
 発売日:2005-09
Bouguereau
「Bouguereau」(ブグロー画集)
 [ペーパーバック]
 著者:Fronia E. Wissman
 出版:Pomegranate
 発売日:1996-04

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posted by 裸の人 at 16:44 | Comment(0) | ウィリアム・アドルフ・ブグロー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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