2011年08月30日

「浴槽に入る薔薇色の裸婦(浴槽のピンク色の裸婦)」 ピエール・ボナール

浴槽に入る薔薇色の裸婦(浴槽のピンク色の裸婦) ピエール・ボナール


ピエール・ボナール(Pierre Bonnard, 1867年10月3日 - 1947年1月23日)は、ナビ派に分類される19世紀〜20世紀のフランスの画家。ナビ派の中でも最も日本美術の影響を強く受け、「ナビ・ジャポナール(日本かぶれのナビ、日本的なナビ)」と呼ばれました。

また、室内情景などの身近な題材を好んで描いたことから、エドゥアール・ヴュイヤールと共にアンティミスト(親密派)の代表的な画家としても有名です。

この「浴槽に入る薔薇色の裸婦」のモデルはこの絵が描かれた翌年に結婚することになるマリア・ブールサン(通称マルト)。

ボナールとマルトの出会いはボナールが26歳の頃。それから長年画家とモデルという関係を経た後、ボナールが58歳の頃にようやく結婚し、1942年にマルトが死去するまで二人は人生を共に過ごしました。

マルトは病弱では結核性の喉頭炎の持病がある上に、異常なまでの入浴好きで、一日のかなりの時間を浴室で過ごしていました。
そのためボナールがマルトを描いた絵は、自然と浴室の情景を舞台にしたものになります。

この「浴槽に入る薔薇色の裸婦」が描かれたときには、既にマルトは50歳を超えているのですが、この絵の中のマルトからはいまだに瑞々しさを感じることができ、未だボナールの愛情が衰えていないことを示します。

暖かみを感じさせる薔薇色に染まった裸体も、光に溢れる浴室もボナールのマルトへ対する慈しみを表すように思われます。

ボナール (アート・ライブラリー)
「ボナール (アート・ライブラリー)」
 [大型本]
 著者:ジュリアン ベル
 出版:西村書店
 発売日:1999-01


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posted by 裸の人 at 15:56 | Comment(0) | ピエール・ボナール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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