2010年01月27日

「バテシバ」 レンブラント・ファン・レイン

バテシバ レンブラント・ファン・レイン

レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン(Rembrandt Harmensz. van Rijn 1606年7月15日-1669年10月4日)は17世紀を代表するオランダの画家。

作品の一点(ないし複数の点)に暗闇に鋭く差し込むような光線が当てて強調する手法が特徴。そのため光の画家と呼ばれることもあります。

『バテシバ(バト・シェバ)』はそんなレンブラントの代表作。バテシバは旧約聖書に登場するダビテ王の妻で、ソロモン王の母になります。

ダビテ王は水浴をしている部下ウリヤの妻バテシバの美しさに一目惚れしました。ウリヤを我が物にするため、ダビテ王はウリヤを前線に送り戦死させてしまいます。

これは賢王ダビテの唯一の蛮行であり、神はダビテへの罰として、バテシバとの間に生まれた第一子を死に至らしめます。またその後もダビデ家には兄弟間の殺人や息子による反逆など、数々の災いが齎されることになりました。

この絵ではバテシバが水浴している場面と、ダビテ王から召還状を受け取る場面が合成され描かれています。

召還状を手にしたバテシバの表情は憂いに沈み、当てもなき視線は虚空に流れていきます。

ダビテ王が夢中になったバテシバの裸体も黒ずみ、何処となく暗澹としています。腹回りについた贅肉は、醜いとさえ言いたくなるもの。

この絵では、画面全体からこれから起こる禍々しい運命を予告しているように思われます。

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posted by 裸の人 at 14:46 | Comment(0) | レンブラント・ファン・レイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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