2010年01月15日

「泉」 ドミニク・アングル

泉 ドミニク・アングル

ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル(1780〜1867)は新古典主義を代表するフランスの画家。

「泉」はアングルが44歳の頃、フィレンツェ滞在中に「理想的な女性を描きたい」との願望から描き始めました。

そして「泉」が完成したのは1856年、アングルが76歳の時。実にアングルは30年以上にわたって一つのテーマに情熱を燃やし続けました。

「泉」に描かれた女性は幽寂たる泉の前で、表情を持つことなく静かに佇んでいます。

甕をひっくり返すには不自然な姿勢をしていますが、その様子は何とも言われぬ美しさを醸しています。

彼女を象る曲線は「線」を重視したアングル独特の繊細さ、優美さそのもの。

アングルが亡くなる4年前に完成したこの作品は、アングルの美に対する情念・曲線に対するこだわりが見事に開花したものと言えるのではないでしょうか。

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posted by 裸の人 at 01:01 | Comment(0) | ドミニク・アングル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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