2009年07月17日

「かぐわしき大地」 ポール・ゴーギャン

かぐわしき大地 ポール・ゴーギャン

ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン(1848年〜 1903年)は、ポスト印象派を代表するフランスの画家。

1892年に描かれた「かぐわしき大地」はゴーギャンのタヒチ時代を代表する作品です。

この作品はタヒチを舞台にしてエデンの園のイヴを描いた作品として知られています。

タヒチには蛇がいないため、イヴを唆す役割は怪鳥(キマイラ)が担いました。またイヴが口にする禁断の果実も不思議な形状をした花に取って代わられています。


この作品について美術評論家ドラローシュは以下のように述べました。

「幻想的な果樹園。その誘惑的な植物群がエデンの園のイヴの欲情をそそる。彼女の腕がおそるおそる伸びて悪の花を摘もうとし、いっぽう怪鳥(キマイラ)の赤い翼がはためいて、彼女のこめかみをかすめ打つ」。


ゴーギャンはその画家人生の中で頻繁にイヴを題材として取り上げました。

ゴーギャンはイヴについて以下のように語ります。

「新しいものを作るためには、源泉に、人類の幼年期にまで遡らなければなりません。
私が選んだイヴは、ほとんど動物です。ですから、たとえ裸でいても、純潔なのです。」

この「かぐわしき大地」のモデルとなったのは、まだ14歳だったタヒチの少女テハマナでした。

ゴーギャンは原始の大地に生きる穢れなきテハマナの中に、自らが思い描くイヴを重ね合わせたのではないでしょうか。

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posted by 裸の人 at 00:24 | Comment(0) | ポール・ゴーギャン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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