2009年06月29日

「カルメリーナ」 アンリ・マティス

カルメリーナ アンリ・マティス


アンリ・マティス(1869年〜1954年)は、野獣派(フォーヴィスム)を代表するフランスの画家.


「カルメリーナ」は、野獣派としての活動を行う4年ほど前、1903年の作品になります。

この作品は発表当時、批評家から「優雅さに欠けた裸のモデルを使った含みのない作品」との酷評を受けました。

男性のように力強いこの作品は、女性の裸体に繊細さ・優美さを求めた当時の常識に反したものだったのです。


このような絵が描かれた背景には、マティスが当時持っていたアフリカのニグロ彫刻への強い関心があります。

マティスはニグロ彫刻について次のように語ります。

「それは、ギリシアの古典期の彫刻よりも美しい、それは、わたしのエモーションをひきだす」


野獣派(フォーヴ)はこれまでの写実主義から決別し、心に映るものを”野獣に取り囲まれているような”大胆な色彩で描くことを特色としました。

ニグロ彫刻の原始的で素朴な造形は、野獣派(フォーヴ)の直接的で強烈な心的表現に大きく繋がることになるのです。

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posted by 裸の人 at 23:10 | Comment(0) | アンリ・マティス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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