2009年04月25日

「陽光の中の裸婦(習作:若い女性のトルソ、光の効果)」 オーギュスト・ルノワール

陽光の中の裸婦(習作:若い女性のトルソ、光の効果) オーギュスト・ルノワール


「陽光の中の裸婦」は印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールが35歳の時の作品です。

開放的な自然の中、一人の女性が佇んでいます。

陽光は白い裸体の上を軽妙に舞い踊り、女性は光の中に溶けていきます。

光をもっとも美しく輝かせるのは女性の柔肌かもしれません。

この絵にはまるで幻想の世界のように、自由と幸福が満ち溢れています。


この作品は今でこそルノワールの代表作として高い評価を受けていますが、発表当時は、

「女性の体は、完全に死した肉体の状態を示す紫や緑の斑点が浮き出た腐りかけの肉のかたまりとは違うということを、ルノワール氏に説明してやろうではないか。」

など多くの酷評を受けました。

ですがルノワールはもしかしたらそのような評価を予期していたのかもしれません。

副題にある「習作」や「光の効果」といった表現はルノワールから批評家への講釈であり、免罪符であったように思うのです。

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posted by 裸の人 at 02:37 | Comment(0) | オーギュスト・ルノワール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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