2009年04月21日

「夢」 アンリ・ルソー

夢 アンリ・ルソー


素朴派を代表するフランスの画家アンリ・ルソー。

「夢」は彼の晩年の作品です。


木々は鬱蒼と生茂り、妖しげな花々が咲き乱れています。

妙なる調べに誘われて獣たちが集まってきています。

そのような中、しどけない姿をした女性も一緒になりて恍惚としています。

画家は言います。

「長椅子に横たわって眠っている女性は、この森に運ばれて、魔法使いの音楽を聴いている夢を見ているのです」

耳を澄ませば、静寂の中、夢幻の調べが聴こえてくるかのようです。


この作品には詩人アポリネールにより以下のような副題が付けられています。

甘美な夢にまどろむヤドヴィガ
いとも安らかに眠りへと誘われ
蛇使いの奏でる葦笛を深く胸に吸い込む。
緑燃える樹々の上では
銀色の月影がきらめき
残忍なるの蛇たちも蠱惑的な調べに耳を傾ける

この副題もまたこの絵が持つ独特の静謐を精妙に表しているのではないでしょうか。

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posted by 裸の人 at 01:24 | Comment(0) | アンリ・ルソー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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