ルーカス・クラナッハ(Lucas Cranach der Altere、1472年10月4日 - 1553年10月16日)は、ルネサンス期のドイツの画家。
「エデンの園」は1530年、クラナッハが58歳の時の作品になります。
アダムとイヴは旧約聖書の創世記にはじめての人間として記される人物で、クラナッハお気に入りの題材でした。
「善悪の知識の実だけは食べてはならない」とエホバ神が禁令を伝える所がクローズアップされていますが、その背後には、アダムの創造、イヴの創造、人間の原罪、原罪の露見、楽園からの追放といった一連の流れが描かれています。(並びはばらばらですが・・・)
というわけでこの絵はその寓意を読み取るところに愉しみがあるのかもしれませんが、個人的に印象的なのはその象徴的表現ではなく、エデンの園にいる動物たちの寛いだ―それでいて神々しい様子であったり、樹木に実った果実の充実であったりします。
エデンの園が楽園たる所以をいかんなく表現しているかと思うのですが、いかがでしょうか?
「ルーカス・クラーナハ (パルコ美術新書) 」
思議な官能美を湛える絵画作品を残したクラーナハ。史料と同時代人の証言で迫る評伝
著者:ベルトルト ヒンツ
出版:PARCO出版
発売日:1997/03
思議な官能美を湛える絵画作品を残したクラーナハ。史料と同時代人の証言で迫る評伝
著者:ベルトルト ヒンツ
出版:PARCO出版
発売日:1997/03



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